2019年08月19日 [表参道駅 マッサージ]
乳酸の向こう側
皆様運動後の身体のケアはしっかりなさっているでしょうか?
日ごろの疲れからくる肩こり・腰痛のケアはもちろん大切ですが、運動をした後のケアも忘れずにしてください。
オイルトリートメントなどのマッサージでゆっくり体を休めるのがおすすめですし大切です。リラクゼーションサロン ecurecoエキュレコ表参道をご利用ください
今回は運動といえば耳にする乳酸ついて少し触れてみました。(ちなみに研究者によっていろいろな説があります、ご容赦ください)
以前は筋トレなどの運動の後、筋肉が張って思うように動かない・だるい感覚になると「乳酸が溜まった」という言葉を耳にしました。「乳酸は無酸素状態になると作られる不要な物質で、溜まると筋肉が酸性になることで、筋肉が動きづらくなったり、疲れたりする原因になる」といわれていました。
確かに疲労困憊してるときに作られているといわれるとエネルギーを使った後の老廃物と思ってしまいます。
身体がだるい状態のとき、筋肉に乳酸が溜まっていることは事実ですが、現在では乳酸が疲労の原因ではないという考え方が定着しています。
高負荷の運動時に、糖質がエネルギーとして使われる際に乳酸が生産されますが、時間がたつと筋肉の細胞のエネルギー源として再利用されることが2000年代の現在ではわかったそうです。
筋肉運動のエネルギー源は、主として糖と脂肪が分解されて作られます。
そして安静時や強度の低い運動時には脂肪の方が多く使われます。
糖は使いやすいのですが、量は多くはないので、むやみに多くは使わないような身体の仕組みになっています。
それが運動強度が上がってくると、糖の利用が高まります。
そして糖の利用が高まると、糖を利用する過程で乳酸ができることになります。
ですから糖をたくさん利用するような強度の高い運動では乳酸が多くできます。
持久力を必要とするスポーツでは乳酸の利用を意識したトレーニングが有効だといわれています
糖を使って運動⇒乳酸ができる⇒乳酸を使って運動 ということです。
乳酸は食事にも多く入っています。スポーツドリンク、肉、魚、ヨーグルト、ワイン、漬け物等です
エネルギー源なのに以前は悪者のように言われてたのがちょっとかわいそうになりました・・・